大福帳
街なみ環境整備事業(房総の小江戸大多喜区域)

 大多喜町は、徳川四天王の一人 本多忠勝によって築城された大多喜城をシンボルに城下町として長い歴史と伝統に育まれながら、豊かな文化と美しい自然環境を背景に発展を続けてきました。

商い資料館 大多喜駅を中心とした、いすみ鉄道と夷隅川に囲まれた既成市街地に重要文化財の指定を受けている渡邉家の屋敷など今なお多数の町屋が現存し、城下町の名残を今も色濃く感じとることが出来ます。
 本事業は、平成11年度に国の採択を得て、平成12年度から事業に着手し平成21年度までの10年間で事業を実施することになっております。

 提灯建物等の意匠を城下町としてのたたずまいになるよう統一し、塀等の工作物や建物前面の石畳での修景等を推進すると共に、区域住民や観光客が安心して歩けるように小道の整備(石畳舗装)やポケットパークの整備・シンボル塔や案内板の設置等を行っています。
 また、歴史的建物を利用して、城下町で栄えた町民文化を学習すると共に、コミュニテイーの場としての「商い資料館」建設や地域住民の文化向上のための「町民ギャラリー」の整備を行うことにより、ゆとりとうるおいのあるまちづくりを図るものです。
 

文責・写真提供:大多喜町商工観光課